蒸気機関車の写真館「煙にまかれて」 海外蒸気 アジア インド ダージリン ヒマラヤ鉄道
India Darjeeling Himalayan Railway
インド ダージリン ヒマラヤ鉄道 2-2
2016年11月、10年ぶりに2回目の訪問です。今度はドイツのツアーに参加です。撮影2
日目は、Siliguri−Tindharia間で撮影。この日も客車列車のチャーターの撮影です。
主な駅の位置関係
始発New Jalpaiguri(標高120m、距離0km、国鉄と接続)−Siliguri(130m、7km、国
鉄と接続)−Sukuna(162m、17km)−Rangtong(428m、25km)−Gayabari(
1072m、43km)−Kurseong(1482m、56km)−Ghum(2257m、81km)−終点
Darjeeling(2077m、88km)
2日目もSiriguri JCの平面クロスで撮影開始でした。まずは国鉄広軌鉄道の客車列車の通過
です。この線は単線ですが、30分間隔程度で運行しています。
反対方向からも広軌鉄道の列車がやってきます。
線路は人々の生活空間でした。
なかなか、ダージリン鉄道の閉塞を開けられません。この列車の通過後、広軌鉄道の閉塞を閉
じます。ポイントマンがきて、平面クロスの点検を行い、ダージリン鉄道のポイントを手動で
切り替えます。ポイントマンは電話で、作業完了を伝えます。以上でやっと、ダージリン鉄道
の通過準備完了です。
やっと、ダージリン鉄道の列車がきました。ポイントマンが来てから、ここまで約30分もか
かりました。
広軌鉄道と少し併走です。久しぶりのダージリン鉄道の運転に子供たちも大喜びです。
30分に1本は列車がやってくる広軌鉄道ですが、線路には立ち入りまくりです。
ここで、ダージリン鉄道と広軌鉄道が分かれます。New Jalpaiguriからここまで約8km間、
両線は並んでます。
列車は市場の中を抜けて行きます。
市場の中です。
Sukuna駅です。ここから、急勾配になるので、たっぷりと給水します。
Sukunaを出発し、急勾配区間に入ります。機関士、機関助士2人、クラッシャー(石炭を砕
く人)、サンドマン(線路に滑り止めの砂をまく人)2人の合計6人体制で運転です。これ以
外にも客車には車掌、ブレーキマンなど多くの鉄道員が乗り込んでいました。
鉄道は道路にほとんど沿っています。
Siliguri JCからの距離票(13km10)です。しかし、1km以下が15等分された表示です。
13/10、13/11、13/12、13/13、13/14、14/0、14/1・・・・と続きます。不思議
な分割です。サンドマンが砂をまいています。要所要所でまきます。
機関車の背中ではクラッシャーが石炭砕き作業に余念がありません。砕いた石炭をキャブに
落としていきます。
至る所で線路は道路を横切ります。警報などはありません。列車の速度は15km/h程度です。
定期列車は、88kmの区間を8時間程度で走行するといいます。実際には遅れて10時間以上か
かることも普通のようです。
Rang Tong駅に到着です。
1時間遅れでSiliguri JCを出発したイギリス人のチャーター列車が追いつき、先行しました。
イギリス人Gの列車が追い抜きました。乗り鉄のツアーです。私たちのような撮影鉄ではあり
ません。
1番目のスイッチバックです。バック運転です。
距離表示が「22km13」です。
標高700m程度です。急斜面にも集落が広がります。
Tindhariaの車両工場が見えます。8年前のがけ崩れで、工場の一部が失われています。こ
の工場には、鋳造・鍛造設備から工作機械まで全てそろっており、機関車の修繕が可能です。
スイッチバックに進入です。
バック運転でスイッチバックを上っていきます。
そろそろ、Tindhariaの駅です。2日目の撮影の終了です。2-3に続く。
インド ダージリン・ヒマラヤ鉄道
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ビデオ:
その1:1=, 2=, 3=, 4=, 5=, 6=, 7=, 8=, 9=,10=,
11=,12=,13=,14=,15=,16=,17=,18=,19=,
20=,21=,22=,23=,24=,25=,26=,27=,28=
その2:1=, 2=, 3=, 4=, 5=, 6=, 7=, 8=, 9=, 10=,
11=
この前は、インド ティポン炭鉱鉄道(1-1=)です。
この次は、インド コルカタのトラム(1=)です。