蒸気機関車の写真館 「煙にまかれて」 海外蒸気  アジア インド ティポン 鉄道 1

India   Tipong Colliery Railway
インド   ティポン炭鉱専用鉄道 1-1

2008年4月末から5月にかけて、正味4日間の撮影です。この炭鉱は、インド東部にある
アッサム州の東側にあり、ミャンマーとの国境に近いです。Delhi(デリー)から飛行機で
Dibrugarh(ディブルガル)に飛び、そこから車で約3時間かかりました。

炭鉱には600mmゲージの軌道があり、炭鉱の地下の坑道から2.5km離れた石炭集積場ま
で一本の線路でつながっています。炭鉱は3ヶ所あり、その2つが活動中でした。地下から
地上まではウインチで鉱車を引き上げ、そこから石炭集積場まではSL、DLがその鉱車を牽
引していました。炭鉱は、週6日間の24時間稼動で日曜日朝8:00から月曜日の朝8:00まで
の24時間が休業です。訪問の時期は、雨季にさしかかるころで、朝はいつも雨で、8時頃
になると雨が上がり陽がさしてきました。有火機関車は2両で、ダージリン形と「DAVID」
(デビッド)と呼ばれる小型機関車です。
  
この軌道線の画像を4回に分けて画像を掲載しました。その1つ目は、機関庫付近の画像で
す。ここには炭鉱の事務所や、現在ではほとんど活動していない炭鉱Cがあります。

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ダージリン型SLの煙管の掃除です。機関車はダージリン・ヒマラヤ鉄道のと同形式です。

  
  掃除が終わると、煙室扉を牛糞で目張りをします。

  
  このダージリン形は、炭鉱Aと石炭集積場間で活躍していました。

  
DAVIDと呼ばれる機関車、1851年Bagnall社製と書かれているが、実際には1924年製ら
しいです。訪問の時は、既に予備機で、毎日火は入るものの、毎日構内を少し走るだけです。
DAVIDは、炭鉱Bと石炭集積場間の石炭運搬用に充てられます。

  


  
 

  

  


  
  開放型のキャブです。

  
  左がDAVID、右がダージリン形です。向きが反対です。

  
これは、ダージリン形SLの予備機。こちらには火が入らず、庫からもでてきませんでした。

  

  

  


  


  
  給水です。

  
  DAVIDも給水して、1日1回の構内運転です。

  


  


  


  


  


  


  


  
  今日は、少し遠出をしました。炭鉱Bに向かう橋です。


  
  このDLが炭鉱Bと石炭集積場間に使用されていました。

   
  


  


  
  朝はまず雨でした。

  
  機関庫では牛も雨宿りです。

  


  


  


  


  


  


  


  


  


  


  


  
  1-2に続く。

インド ティポン炭鉱鉄道
  画像:1-1=, 1-2=, 1-3=, 1-4=
  ビデオ:
   その1:1=, 2=, 3=, 4=, 5=, 6=, 7=, 8=, 9=,10=

この前は、ミャンマー ナムツ鉱山鉄道(1-1=)です。
この次は、インド ダージリン・ヒマラヤ鉄道(1-1=)です。

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