蒸気機関車の写真館「煙にまかれて」 海外蒸気 アジア インド ダージリン ヒマラヤ鉄道

India    Darjeeling Himalayan Railway
インド   ダージリン ヒマラヤ鉄道   1-1

2006年5月に初めて訪問しました。NTのツアーに参加です。この鉄道は、インドの東部アッサ
ム地方のヒマラヤ山麓にあります。起点New Jalpaiguri(標高120m)から終点Darjeeling
(標高2077m)88kmの路線です。途中Ghum(標高2257m)が最高地点です。乾期の時期
ならDarjeelingからヒマラヤの高峰が見えるのですが、5月は雨季に入る直前でまったく見えませ
んでした。10〜2月が最もよく見えるそうです。
この鉄道にはまったくトンネルが無く、ループ3ヶ所、スイッチバック8ヶ所があります。ゲージ
は610mmです。訪問当時、全線を走破していた定期列車(1往復/日)は、すでにDL牽引になっ
ていました。SL牽引の定期列車は、Kurseong(標高1482m)ーDarjeeling(標高2077m)
間の通学用定期列車(1往復/日)、DarjeeringーGhum間の観光用列車(3往復/日)、そして
Jalpariguri(標高120m)ーGayabari(標高1072m)間の臨時観光列車がありました。結局、
Gayabari(標高1072m)−Kurseong(標高1482m)間にはSL牽引列車がないことになりま
す。今回、5日間撮影の内、1日のみSL列車の全線チャーターでした。4回に分けて、画像を
掲載。その1では、1日目と2日目の画像を掲載しました。
  
主な駅の位置関係
始発New Jalpaiguri(標高120m、距離0km、国鉄と接続)−Siliguri(130m、7km、国鉄
と接続)−Sukuna(162m、17km)−Rangtong(428m、25km)−Gayabari(1072m、
43km)−Kurseong(1482m、56km)−Ghum(2257m、81km)−終点Darjeeling
(2077m、88km)

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Siliguriの空港に到着後、宿泊地であるDarjeeelingに向かう前にSiliguriの機関庫を訪問した。
かわいいB型サドルタンクです。

  
  この鉄道には、SLが12両もあるようです。
 

  


  
  後部には覆いがなく、むき出しです。雨天時には幌を下げるようです。

  
  沿線の所々にある給水所です。車でDarjeeelingに向かう途中にすれ違った観光列車。

  
翌日の朝、Darjeeelingのホテルから車でKurseongに移動。Darjeeling行きの通学列車の準備
の様子を撮影した。

  


  
  スイッチバック式の駅です。

  
通学列車がKurseongの繁華街の中を通り抜けます。朝のためまだ店が開いてません。前の2
人は砂まき作業員(サンドマン)、SLの上に乗っている人は石炭を砕く作業員、他に機関士と
機関助士がいますから、機関車に5人は乗っていることになります。石炭を砕く作業員の仕事
は、20〜30cmの大きさの石炭を5〜10cm程度に砕いてキャブに落とすことです。この作業
するだけの人が乗っていることにカルチャーショックを受けました。でも失業者を増やさない
ことに役立っているのではと思い、納得しました。

  


  


  
  茶畑が広がります。ここから高級なダージリンティーが生まれるようです。

  
  給水です。約1時間走るごとに行っているようです。
  

  
  小学生です。通学服を着ています。イギリスの影響を受けているのでしょう。

  
  こちらは中学生のようです。

  


  
  砂まき要員と石炭割要員

  
  山岳民族の女性です。

  
飛び乗ろうとしている人がいます。時速10〜15km/h程度なので、走行中の飛び乗り飛び降
りは普通に行ってます。
  

  
線路はどちらかの道路脇にあります。時々、線路が道路を横切ります。少しでも勾配を緩和す
るためでしょう。

  


  


  


  
   

  
  女の子と列車の位置関係に注目です。機関車と女の子が並んでいます。

    
上記の後追いの撮影です。こちらでも同じ女の子と列車が並んでいます。列車のスピードが
歩く速さとあまり変わらない証拠写真です。ここでこのDarjeeling行き列車の撮影を打ち切
り、麓の方に移動しました。

  
ふもとの方に転じ、Jalpariguri(標高120m)発、Gayabari(標高1072m)行きの観光列
車を追いかけます。Gayabariのかなり手前で遭遇できました。三段のスイッチバックの一段
目にさしかかっています。
  

  
  二段目を推進で登っていきます。

  
  三段目を前に進んでいきます。

  
  左側に上記の三段のスイッチバックが見えます。

  


  


  


  
  ループ線です。木立が多くよく見えません。

  
  スイッチバックに進入です。


  
  推進運転で右側の路線を登っていきます。


  
  ポイントを動かすたびにロックをかけます。

  


  
観光列車の終点であるGayabari(標高1072m)に到着です。今度は、Darjeeling(標高2077m)
発、Kurseong(標高1482m)行きの通学列車を追いかけるために車で移動します。
  

  
  Darjeelingまで車で移動しました。機関庫です。

  
  バックビューです。

  


  
  Darjeelingを発車するKurseong行きの通学列車です。返しはバック運転です。

  


  


  
Batasiaループです。雲が湧いて視界がよくありません。1回転半のループ線で、公園になっ
てます。

  
  風と雨よけの幕をたらして運転しています。1-2に続く。

インド ダージリン・ヒマラヤ鉄道
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  ビデオ:
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   その2:1=, 2=, 3=, 4=, 5=, 6=, 7=, 8=, 9=, 10=,
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この前は、インド ティポン炭鉱鉄道(1-1=)です。
この次は、インド コルカタのトラム(1=)です。

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