蒸気機関車の写真館「煙にまかれて」 海外蒸気 ミャンマー 蒸気機関車 LRBE 装甲車
Myanmar MR(Myanmar Railways)
ミャンマー ミャンマー国鉄 3-6
2018年1月の訪問です。3度目のミャンマーで、チャーターした蒸気機関車とヤンゴン近
郊の国鉄線の撮影です。
ミャンマーの蒸気機関車(2018年1月の時点)
定期で運行している蒸気機関車はすでになく、チャーターなどで動くのみです。蒸気機関車
は3両がすべてでBago(バゴー)機関区に保存されています。
YC629(2C1タイプ、1999年6月修理)
YD964(1D1タイプ、2016年1月修理)
YD967(1D1タイプ、2000年2月修理)
今回、ドイツのツアー会社主催のツアーに参加して、これらの蒸気機関車牽引の列車の撮影
を楽しみました。また、LRBEも見ることができました。ほんのわずかですが走ってもらえ
ました。さらに、軍用の自走タイプの装甲車も見ました。
撮影2日目〜7日目は、かつては泰緬鉄道につながっていたBago〜Martaban間の路線で撮
影しました。鉄道はMartabanからさらに南のThayetchaungまでつながっていますが、
1993年以前は、Martaban〜Moulmein間をフェリーで連絡していたようです。現在では、
道路鉄道併用のりっぱな橋がかけられています。この橋の前後は急勾配なので、蒸気機関車
牽引の列車の通過は難しいようです。
撮影4日目の午前中は、MawlamyineからThanlyin川の対岸にあるMartabanの機関区を訪
問した。昼から非鉄で貨物船に乗ってThanlyin川を遡上し、4時間の船旅を楽しみでHpaan
で下船した。さらにバスでThatonに移動した。Martaban機関区にはLRBE、自走タイプの
装甲車も置かれていました。その6では、撮影4日目の画像を掲載します。
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Martaban機関区
レンガ作りの機関庫です。庫にはLRBEもありました。1999年のマダウで(1-2=)見た
ことがあります。2018年の時点で、営業運転しているLRBEはなさそうです。これは保線など
の事業用に動くのだそうです。
庫には自走タイプの装甲車もありました。ほこりが積もっており、長い間動いていないように思
えました。
装甲車の内部、前後に運転台があります。密閉構造で通風がなさそうで、炎天下での運転は大
変だったと思われます。
LRBE59を少し動かしてもらいました。
駆動輪はゴムタイヤです。タイヤがレールの形状にすり減って凹んでいました。タイヤが摩耗
しても常にタイヤをレールに押し付ける構造になっているのでしょうね。すごい構造です。最
近日本人海外鉄の話題になっていますが、わかる気がします。
LRBE59の運転席です。
デルタ線を使って機関車の向きを変更します。これで復路(Bago方面行き)も正向きとなりま
す。正向きにするために、ツアー主催者が工事費を負担してデルタ線を復活させたとのことで
す。右上の高架線は、Thanlyin川をまたいでMawlamyine側に行く橋梁へのアプローチ線です。
かなりの急勾配なので、編成を引いて蒸気機関車が走るのは難しいようです。
これでMartaban機関区での撮影終了です。
これから川を遡上する貨物船に貨物とともに乗り込みます。後方の橋はThanlyin川をまたいで
Mawlamyine(右側)とMartaban(左側)を結んでいます。1983年に工事開始、1993年
に完成した鉄道道路併用で2200mの長さのトラス橋です。この日の午後は、非鉄な休息時間
で、50km、約4時間のThanlyin川溯上の旅を楽しみました。当初6時間といわれていたので
すが、満潮の流れに乗ったため早まりました。
Thanlyin橋、背景はMartabanです。水面からの高さがかなりあるため、橋梁へのアプロー
チ線は、かなりの急勾配になっています。
Thatonのホテルの窓から見事な夕日が拝めました。今回のツアーでは、夕日と蒸気機関車を
絡めた撮影ができませんでした。これで撮影4日目の終了です。3-7に続く。
ミャンマー ミャンマー国鉄
画像:1-1=, 1-2=、 2-1=, 2-2=
3-1=, 3-2=, 3-3=, 3-4=, 3-5=, 3-6=, 3-7=, 3-8=,
3-9=,3-10=,3-11=,3-12=,3-13=
4-1=, 4-2=
ビデオ:
その1:1=, 2=, 21=,22=
その2:1=, 2=, 3=, 4=
その3:
1=, 2=, 3=,4=, 5=, 6=,7=, 8=, 9=,10=,
11=, 12=, 13=, 14=, 15=,16=, 17=, 18=
その4:1=, 2=, 3= , 4=, 5=
この前は、タイ タイ国鉄 メークロン線(1=)です。
この次は、ミャンマー ナムツ鉱山鉄道(1-1=)です。