蒸気機関車の写真館 「煙にまかれて」 海外蒸気 ミャンマー ミャンマー鉄道  RBE

Myanmar  MR(Myanmar Railways)
           Hsipaw & Mandalay Area
ミャンマー  ミャンマー国鉄  シッポーとマンダレー付近 2-1

2013年3月に2度目の訪問です。2013年の時点では、ミャンマー国鉄から現役SLは既に
廃止されています。今回は、ナムツ鉱山鉄道のSL撮影のついでにマンダレー、シッポーおよ
びヤンゴン付近でミャンマー国鉄のDL列車やDCことRBE(Rail Bus Engine)を撮影しまし
た。当然ながら無煙です。RBEは、日本から譲渡した中古車両が活躍していました。ここで
は、マンダレーとシッポー付近で撮影した画像を掲載します。

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Hsipaw(シッポー)駅に進入するLasho(ラーショ)発Mandalay(マンダレー)行きの列
車です。この区間約300kmを約17時間かけて走ります。時刻表によるとシッポー9:25着・
9:40発です。でも、実際の列車の到着は10:00でした。あわただしく撮影し、列車の発車も
待たずに、マンダレー空港に向かいました。ゲージは1000mmです。なお、ミャンマー国鉄
の無断撮影は禁止されており、撮影には許可が必要でした。2018年の時点では、自由に撮影
できるようになってます。

  
駅には、大きな荷物をかかえた人々が列車の到着を待っています。1往復/日の運転です。

  
  どんどん荷物を積み込みます。

  
  東南アジア定番の牛が横切ります。

  
  バイク改造の乗り合いタクシーが客待ちです。

  


  


  
  いつまでたっても発車しませんでした。これで撮影を切り上げ、マンダレー空港に急ぎました。

  
  駅のホームの一角で店を開いている女性です。

  
マンダレー空港で帰国する友人たちを降ろした後、ミャンマー国鉄のYangon(ヤンゴン)−
Mandalay(マンダレー)間の列車を撮影するために、マンダレーに近いPaleik(パレイ)駅
に行きました。鉄道ではタブレット閉塞を使っていました。この区間622kmを3往復/日の急
行列車が設定されており、いずれも所要時間16時間程度で運転されていました。
  

  
  ヤンゴン行きの急行列車です。腕木信号、タブレットの受け渡しが健在です。

  


  


  
マンダレー駅。ヤンゴン行き急行列車で一等寝台(空調無)、食堂車もあります。翌日、この
列車に乗ってヤンゴンに向かいました。乗り心地は最悪です。一等寝台ですが空調無しなので、
夜になっても30℃の風が入ってくるので暑過ぎます。おまけに列車のゆれがすさまじいです。
上下と左右に揺れトランポリンをやっている感じです。上下に飛び跳ねる列車は初めての経験
です。現地ガイドも悲鳴を上げていました。食堂車も名ばかりで、焼きそば程度の食事しかあ
りません。ビールも冷えていないし。ヤンゴン到着が30分遅れでしたので、結局16時間30分
の乗車でした。一度の体験で十分なミャンマー国鉄の夜行寝台列車です。
 

  
夜行列車に乗る前に、マンダレー駅近くの踏切で、マンダレーーヤンゴン線の撮影です。まず
近郊区間運転の列車です。

  
無蓋車改造と思われる客車、客扱いの有蓋貨車も連結した客レです。コンクリート枕木など
を使っており、しっかりした軌道に思えるのですが、線路はかなり波打っています。バラスが
薄すぎるのかもしれません。列車は、上下左右に大きく揺れながら通過していきます。全線複
線で左側通行です。

  
  望遠レンズで覗くと、線路の浪打ち状況がよくわかります。

  
  ヤンゴン行きの急行列車です。編成が上下に波打っています。

  


  
  この撮影後、マンダレー駅に行きました。

  
夜行列車を待つ間、マンダレー駅の探索です。このDCはJR四国のキハ47と思います。ミャ
ンマーではDCをRBE(Rail Bus Engine)と称するとのことです。ミャンマー国鉄の車両限
界の高さが低いため屋根に乗っていた機器は外されています。この列車は、マンダレー近郊へ
のローカル線行きでした。

  
日本からは多くの中古のDCが譲渡されているようです。マンダレーの鉄道車両工場に、キハ
181系、183系があるのを車窓から一瞬だけ見ました。窓の開かない車両なのでクーラーは
必須と思いますので、屋根のクーラーを生かしながら車高を縮めるのはかなり面倒な工事に
なりそうな気がします。

  


  
車両基地の中にも、キハ47があります。これもJR四国からの譲渡でしょう。この撮影後、
ヤンゴン行夜行列車に乗りました。 2-2に続く。

ミャンマー ミャンマー国鉄
  画像:1-1=, 1-2=、 2-1=, 2-2=
     3-1=, 3-2=, 3-3=, 3-4=, 3-5=, 3-6=, 3-7=, 3-8=,
     3-9=
,3-10=,3-11=,3-12=,3-13=
     4-1=, 4-2=
  ビデオ:
   その1:1=, 2=, 21=,22=
   その2:1=, 2=, 3=, 4=
   その3: 1=, 2=, 3=,4=, 5=, 6=,7=, 8=, 9=,10=,
       11=, 12=, 13=, 14=, 15=,16=
, 17=, 18=
   その4:1=, 2=, 3= , 4=, 5=

この前は、マレーシア サバ州鉄道部 1=です。
この次は、ミャンマー ナムツ鉱山鉄道(1-1=)です。

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