列車やナローの森林鉄道のSL列車などの撮影を行いました。その前後には、パキスタンの一般観光
もしました。
2008年頃までは、日本人や欧米人によってSLのチャーター運転が行われていました。スイッチバ
ックなどで有名なカイバー峠（Khyber Pass、パキスタンではハイバル峠と発音するのが近いよう
です）付近での撮影が報告されています。しかし、アフガニスタン問題などによる治安の悪化で、
国境に近いカイバー峠付近には外国人の立ち入りが難しくなっています。また、自然災害でこの付
近の鉄道自体も不通になっているようです。現在では、国全域に治安上大きな問題があるので、入
国を自粛するようにとの勧告が日本政府などから出されています。しかし、そのような中、治安が
良いとされているPunjab（パンジャブ）地方内でのSL撮影ツアーが10年ぶりに企画されました。
景色のよいとされるカイバー峠には残念ながら行かれませんが、パキスタンのSLを見たさにSL撮影
ツアーに参加しました。SLツアー参加のついでに、かねてから関心のあったパキスタン北部のフン
ザを中心に個人で一般観光（非鉄）もしました。これは別途紹介します。現地の人々は親切で温和
な雰囲気でした。多分、情報不足のため、治安のよい所と悪い所の地域区分が正確に伝えられず、
パキスタン全土を悪いとしているのでしょう。日本からのツアーも一部の旅行代理店が催行してい
るのみです。実際には、フレンドリーな人たちが多く、食い物もおいしいので現時点でも世界でも
旅行しやすい地域のひとつと思います。
親日
親日の国のひとつと思います。
中国からの影響が強いので中国人と間違えられることが多いのですが、日本人とわかると笑顔で迎
えてくれます。車は、日本製がほとんどで、トヨタ、スズキ、ホンダをよくみかけます。トラック
もヒノを多く見かけます。そして、いずれも新車が多く、経済が大きく発展しつつあるように思え
ました。
パキスタンへの行き方
パキスタン航空（北京経由直行）、中国国際航空（北京乗換）、タイ航空（バンコク乗換）などが
使いやすいと思います。今回は便数が多く、遅延などが少ないタイ航空を利用しました。行きはイ
スラマバードから入り、帰りはラホールから出ました。パキスタンに入国するにはビザが必要です。
新しくeビザ制度も始まりオンラインで手続きができるようになりましたが、まだ不慣れなためか
トラブルが発生することがあるようです。今回、東京にあるパキスタン大使館で郵送で取得しまし
た。投函後5日で取得できました。イスラマバード空港から入国しましたが入国審査などはいたっ
てスピーディで、着陸後１時間もかからずに空港をでることができました。日本人の場合、荷物の
チェックもありませんでした。X線検査と開封検査もされている人もいましたが。一方、出国は厳
重で何度もセキュリティチェックがありました。多くの国では、入国が厳しく出国が簡単なのです
が。
フンザなどの一般観光でフンザからラワルピンディに行く途中、少し寄り道してHavalian駅で鉄
道の撮影を行いました。ここでは、パキスタンのSL撮影ツアー参加の前日に訪問したHavalian駅
での画像を紹介します。
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