蒸気機関車の写真館 「煙にまかれて」 海外蒸気 中国 樺南 鉄道 6-1
China Huanan Forest Railway
中国 樺南森林鉄路(鉄道)6-1
2010年10月に6回目の訪問です。この頃から無職者向きの撮影旅行スタイルに転換です。ようす
るに、費用を節約するために時間を使う旅行スタイルです。現地ガイドの活用は最小限もしくは無
しの単独行動で、現地に8日間も滞在しました。働いているときは、日本発着で3泊4日程度がほと
んどでした。今回の宿泊地は、5黒星ホテルと言われる立新の保線小屋(立新貧館)に5泊、駝腰
子の民家に1泊、この間風呂無しなので、最後に樺南の街のきれいなホテルに1泊しました。駝腰
子の民家は、鉄ちゃん用バイクの元締めである肉屋の親父の家です。このような撮影旅行に付き合
ってくれる仲間がほしいところなのですが、無職者の友人達にも敬遠され、結局一人旅となりまし
た。ハルピン空港と樺南間の往復は、夜行列車と乗り合いバスの利用です。樺南ー駝腰子間の撮影
はチャーターしたタクシー、駝腰子ー立新ー紅光間の撮影はチャーターしたバイクの利用でした。
雪の無い季節なので、これらの乗り物の活用で非常に効率よく撮影できました。心配された運休も
あまり無く、ほぼ8日間フルに撮影できました。しかし、この訪問の数ヵ月後、長期運休になって
しまいました。ついに石炭輸送がトラックに切り替えられたようです。炭鉱経営者としては、効率
の悪い石炭輸送システム、多い運休、荷抜けなどいろいろな事項を考慮した結果、トラックの方が
良いと判断したのでしょう。 ここでは、1日目と2日目の写真を掲載しました。(その1)
下樺。この鉄道は名ばかりの森林鉄道です。かつては木材輸送でしたが、今は100%石炭輸送です。
紅光にある炭鉱から樺南まで石炭を運びます。
下樺ー立新。駝腰子の集落。ここはかつて満蒙開拓団の入植地で、各家の門構えが日本の鳥居の形
をしています。冬は-30℃以下にもなる土地ですが、夏は+30℃超えることもあるので水田もあり
ます。
収穫した大豆の殻が山積みです。
立新を発車した、プッシュプルです。正常に運行されているようで、ひと安心です。
立新の信号扱い所。電話連絡で閉塞を確認しています。
紅光から立新への列車
下樺ー立新。バイクですばやい移動が可能です。
紅光ー立新。夕闇の頃も撮ってみました。ISO6400、f=2.8、1/20秒です。かなり厳しいです。
立新。この鉄道は24時間運行です。運行が順調なら3〜4時間間隔のダイヤとなります。立新に
泊まると、夜撮が容易にできます。
10月ですが、雪がパラついてきました。これで1日目の終了です。立新泊。
2日目です。まだ薄暗いときから撮影を始めます。
上記画像の列車の後捕機だったSLが戻ってくる頃、ようやく明るくなってきました。
補機の役目を終えたSLは、空の貨車を牽いて紅光に向います。
石炭満載の列車が紅光から立新に向います。
立新ー下樺。立新からは、プッシュプルで峠まで向います。峠で後補機を切り離し、列車は樺南方
面に向います。後補機の役目を終えたSLは立新に戻ります。
バイクに乗りながら移動できるので、これらの撮影が楽にできます。冬の積雪時期ですと、全て歩
行移動での撮影となり、すばやい移動は無理です。
紅光では、積んだ石炭のならし作業が人力で行われます。このならし作業は雨が降ると中止です。
当然、列車も運休になります。運ぶ石炭の量をカウントする計量装置がないため、運んだ貨車の数
で石炭量をはかるのでしょう。そのために貨車の石炭をならして、積載量を一定にする必要がある
のでしょう。
紅光ー立新
立新ー下樺
これで2日目の撮影は終了です。左のて建物は、5黒星の立新貧館です。中はオンドルがあってあ
たたかいですが、場所によっては、やけどする位熱いです。飯も作ってくれ、それなりに食べられ
ます。毎日、ビールと白酒を飲んで、汚いふとんに包まって寝ます。トイレは屋外で適当に。風呂
はなし。部屋は6畳程度の床の傾いた一部屋しかありません。少人数の宿泊なら良いのですが、7
〜8人も押しかけると、横になるスペースを確保するだけでも大変です。冬以外の季節は、いろい
ろな虫が室内を飛び交います。今回は私一人だけでした。樺南森林鉄道6-2に続きます。
樺南森林鉄道
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その2:1=, 2=, 3=, 4=, 5=, 6=, 7=, 8=, 9=,10=,
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その3:1=, 2=
その4:1=, 2=, 3=, 4=
その5:1=, 2=, 3=, 4=, 5=, 6=
その6:1=, 2=, 3=, 4=, 5=, 6=, 7=, 8=, 9=,10=,
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その7:1=, 2=, 3=, 4=, 5=, 6=, 7=, 8=, 9=, 10=
前は、扎来諾尓(ジャライノール)炭鉱専用鉄道 (1-1=)です。
次は、鶏西炭鉱鉄道(1-1=)です。
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