蒸気機関車の写真館 「煙にまかれて」 海外蒸気 中国 樺南 鉄道2-1
China Huanan Forest Railway
中国 樺南森林鉄路(鉄道) 2-1
2004年5月に2回目の訪問です。その後も、数回訪れましたが、運休が多くてよくかなり泣かされ
る鉄道でした。運休の理由は、機関車の故障、強風と水害、石炭積込用ブルドーザの故障、やたら
に長い旧正月休暇(2〜3週間の運休もざらでした。)、などなど。
樺南駅。ここからレールバスに乗って、撮影地に向います。このレールバスは個人経営で、線路を
鉄道から借りて営業をしていました。運転手は旦那、車掌は奥さんで、終点の紅光まで1往復/日運
転していました。たしか地元民の運賃は5元でしたが、私達外国人には100元も吹っ掛けてました。
金のあるヤツからはしっかりと稼ぐとのことでした。でも、これからしばらくして、このレールバ
スは廃止されてしまいました。廃止後は、馬橇、バイクなどのチャーターや徒歩で奥地に入るよう
になりました。
紅光ー立新
後ろの畝は砂金堀の後です。
立新ー下樺
山間部は、新緑にはまだ早いです。例年、5月下旬から緑になり始めるとのことです。
雪解けの水溜り
紅光ー立新
農家です。なかなか厳しい生活のようです。
立新駅
紅光ー立新
立新
立新ー下樺
立新
立新ー下樺
紅光。レールバスから降りてきた客たちです。ここには炭鉱があり、集落も広がっています。
立新
いつもの石炭に加えて、羊も運んでいます。市場に出荷するのかもしれません。
立新
石炭貨車に地元民が便乗することもあります。
通常の運転で、SLが前2両になることはありません。リクエストでやってもらいました。
通常は、列車の前部1両、後部1両です。
樺南
下樺ー立新
麓のあたりは、だいぶ緑になってます。
駝腰子の集落。門構えが「鳥居」の形をしています。この村にもかつては満蒙開拓団の日本人が住
んでいたとのことです。日本の痕跡の1つが、鳥居をかたどった門です。この地域には水田もあり
ます。冬は-30℃以下になりますが、夏はわずかな期間ですが+30℃を超えるそうです。この暑さ
を利用して米も作っているとか。主力農産物は、とうもろこしのようです。
奥地からレールバスが戻ってきました。
牛は農耕用です。牛肉は農耕に使えなくなった牛なので硬くてまずいです。逆に、羊肉は非常にお
いしいです。特に中国東北部や内モンゴルの羊は、草原の草を飼料にしているから一段とおいしい
です。もっとも、北京、上海などの金持ちは日本の牛肉のおいしさを知り、これを好んで食べるよ
うです。
ニワトリは放し飼いです。猫に負けないです。
樺南森林鉄道3-1に続きます。
樺南森林鉄道
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前は、扎来諾尓(ジャライノール)炭鉱専用鉄道 (1-1=)です。
次は、鶏西炭鉱鉄道(1-1=)です。
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