蒸気機関車の写真館 「煙にまかれて」 海外蒸気   インドネシア センボロ 鉄道 7-31

Indonesia   P.G:Semboro Railway 
インドネシア  センボロ製糖工場専用鉄道 3-1

2016年8月の訪問です。JAWA訪問は3年ぶりの7回目、Semboro(センボロ)訪問は7年
ぶりの3回目です。2015年の時点では、JAWAの製糖工場の現役SLはほとんど無くなってし
まった、と聞いていました。もう行くことは無いと思っていたJAWAですが、K谷さんが最後
のJAWAのチャーターを行うとのことで、ツアーに参加しました。当初、テンコ盛りの企画だ
ったようですが、チャーター料高騰のため、ここセンボロとオレアンの2ヶ所の訪問となりま
した。その代わり、タイのSL撮影も合わせておこなうことになりました。

センボロでは、現役のファイアレスとチャーターしたSL29号機(0C0)の撮影を行いまし
た。当初のお目当てだった15号機(BBマレー)は故障中で修理に一か月かかるとのことでア
ウトです。残念です。

初めてのLCC利用で、羽田→クアラルンプール→スラバヤと飛び、そこから専用車で約6時間
かかってセンボロに夜の到着です。そのまま夜撮です。ここでは、到着1日目のセンボロのフ
ァイアレスの画像を掲載します。

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工場のサトウキビ装入側で2両のファイアレスが活躍しています。ここは蒸気の注入場所です。
工場の始業時の蒸気注入に約30分かかります。そのあとは約1時間運転、5分蒸気注入の繰
り返しとのことです。結構、高い稼働率です。ファイアレスは火薬工場などの火器厳禁の場所
程度しかニーズがないと思い込んでいましたが、そうでもないようです。ファイアレスの利点
は、1.機関助士が不要、2.燃料の搭載不要、3.SLより高効率で作られる工場の蒸気を利
用。一方、欠点は、蒸気発生装置の近くでしか稼働できないことでしょう。最近では、他の製
糖工場でもファイアレスの良さが注目され、SLがファイアレスに改造された例もあります。
ファイアレスには煙突は不要ですが、SLに似せているところは愛嬌でしょう。
 

  

  
  工場からの蒸気を注入中です。

  
最近、日本では夜のプラント撮影が人気のようですが、ここも、工場夜景が楽しめます。

  


  


  
  工場装入口までサトウキビを牽いて行きます。

  
  3-2に続く

センボロ製糖工場専用鉄道
    画像:1-1=、2-1=、3-1=, 3-2=, 3-3=, 3-4=
    ビデオ:  
     その1:1=, 2= 
     その2:1=
     その3:1=, 2=, 3=, 4=
  
  この前は、ゲンディング製糖工場専用鉄道(1=)です。
  この次は、国鉄線(スラバヤ市街)(1=)です。  

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