蒸気機関車の写真館 「煙にまかれて」 海外蒸気 インドネシア センボロ 鉄道 1-1
Indonesia P.G: Semboro Railway
インドネシア センボロ製糖工場専用鉄道 1-1
2007年7月に初めての訪問です。スラバヤの北方でジャワ島の内陸部にあります。大規模な
製糖工場で、周辺のサトウキビ畑には鉄道が縦横に張り巡らされております。しかし、機関車
はDLです。SLはチャーター用に2両保存しています。1両はBBマレーで、インサイドフレー
ムとアウトサイドフレームの複合になっています。もう1両はC形です。さらに工場内では2両
のファイアレス(無火蒸気機関車)が現役で活躍しています。今回、工場の中を少しだけBBマ
レー機に走ってもらいました。
BBマレー機に工場内を少しだけ走ってもらいました。
これでBBマレー(15号)の走行は終わりです。
こちらはファイアレスです。正面のやや下に蒸気注入のバルブがあります。工場のボイラーか
ら蒸気をもらい、1回の蒸気注入で4時間程度走れるようです。初めて見るファイアレスです。
本来、煙突は不要ですが、格好をつけているのでしょう。排気蒸気を煙突に導くようになって
います。
火薬工場、化学工場など火の気を極端にきらうところで、ファイアレスが使われると言われて
います。製糖工場では、工場のボイラーや蒸気機関車の燃料にサトウキビの搾りかす(バガス)
を使っています。ファイアレスは工場のボイラーからの蒸気を使うことからバガスを間接的に
燃料にしていると言え、合理性があると思います。運転は1人でOKなので、SLより人が少な
くて済む利点もあります。
一応、煙突から湯気がでます。この後、オレアン製糖工場(2-1=)の撮影に向かいまし
た。2-1に続く。
センボロ製糖工場専用鉄道
画像:1-1=、2-1=、3-1=, 3-2=, 3-3=, 3-4=
ビデオ:
その1:1=, 2=
その2:1=
その3:1=, 2=, 3=, 4=
この前は、ゲンディング製糖工場専用鉄道(1=)です。
この次は、国鉄線(スラバヤ市街)(1=)です。