蒸気機関車の写真館 「煙にまかれて」 海外蒸気 中国 芭石鉄道 4-1
China Bashi (Jiayang) Railway
中国 芭石鉄道(嘉陽小火車) 4-1
2009年11月〜12月に4回目の芭石鉄路の訪問です。完全な無職者向けスタイルの撮影旅行
です。現地では、ガイドや専用車を使わず、成都空港から芭石まで公共の乗合いバスだけを乗
り継いで行きました。宿は鉄道沿線の蜜蜂岩の民宿を飛び込みで取りました。いずれもネット
で事前情報を得ていたので、移動時間はこれまでの2倍以上もかかりましたが、スムーズでし
た。現地には8日間滞在し、じっくりと撮影しました。費用も、現地費用1万円、飛行機代5万
円ですべてが済みました。シーズンオフでもあって自分以外の鉄ちゃんがおらず、のびのびと
撮影できたのも良かったです。しかし、このような撮影旅行に同行してくれる人がおらず、単
独行でした。友人たちはまだ有職中で、このような日程には付き合えないのです。3回に分け
て掲載します。その1です。
1日目です。発車直前の駅前は、かなりにぎわっています。
SLが捨てた石炭の燃えカスを地元の人たちが拾い集めます。左側の建物が、8日間泊まった民
宿です。右側にも同様の民宿があります。右側の民宿に泊まる鉄ちゃんが多いようですが、私は
食事がうまい左側の民宿にしました。実際、田舎料理でしたが、新鮮な野菜、肉、魚などを使っ
ておいしかったです。メニューも豊富で、夕食のメニューは毎日異なりました。
ここ蜜蜂岩はスイッチバックです。
このころになると中国でも観光名所の1つになり中国人の一般観光客が多数訪れるようにな
りました。このため、観光客用に新しい客車が作られ、ガラスの入った窓もついています。
運賃も地元民用と観光客用とは別になり、10倍程度の価格差があったように思います。
2日目の夜明け前です。
終点(鉄道ではここを起点駅としています。)には炭鉱があります。以前あった炭鉱は閉鎖され
ており、影も形も残っていません。しかし、別なところに新たな炭鉱が開かれていました。手押
しトロッコで坑内から降ろし場まで石炭を運んでいました。この地域は古くから炭鉱が開かれて
おり、ここの石炭がこの鉄道で眠江の船着場まで運ばれ、船で重慶の製鉄所にまで運んだ時期も
あったようです。炭鉱は、以前より活発で、かなりの運炭列車を見ることができました。
この地域は、晴れることが少なく、いつももやがかかった天気でした。
3日目です。
1日4往復の列車ですが、地元民の足として利用されています。
今日2本目の運炭列車です。編成が長く煙も良く出ます。
3本目の運炭列車です。
石炭ガラを落としながらの走行です。通過後、地元民が拾いに来ます。
4-2に続く。
芭石(嘉陽)鉄道
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ビデオ:
その1:1=, 2=, 3=, 4=, 5=, 6=, 7=, 8=, 9=,10=,
11=,12=
その2:1=, 2=, 3=, 4=, 5=, 6=, 7=, 8=, 9=, 10=,
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その3:1=
その4:1=, 2=, 3=, 4=, 5=, 6=, 7=
その5:1=, 2=, 3=, 4=, 5=, 6=, 7=, 8=
この前は、成都無縫鋼管廠専用鉄道(1=)です。
この次は、三羅鉄道(1-1=)です。
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