蒸気機関車の写真館 「煙にまかれて」 海外蒸気 アジア ヨルダン ヒジャーズ鉄道 1
Jordan Hejaz Railway(South of Amman)
ヨルダン ヒジャーズ鉄道(アンマンの南方面) 1-1
2010年11月に初めてのSL撮影で訪問です。しかし、1995年に一般観光で訪れたことがあります。
久しぶりにO谷ツアーに参加してのヨルダンとシリアのSL撮影です。撮影の日数がそれぞれ、2日
間と2.5日間と無職者には短すぎるのですが、この機会を逃すと次のチャンスがあるかどうか分
からないので参加しました。
このツアーではアンマンの南方面のヒジャーズ鉄道にチャーターSL列車を走らせました。ヒジャー
ズ鉄道は、シリアのダマスカスーヨルダンのアンマン経由ーサウジアラビアのメディナを結ぶ鉄道
として建設されましたが、アラビアのロレンスらの破壊活動で鉄道は寸断され、2010年当時では、
ダマスカスーアンマン間に観光列車とアカバ付近にリン鉱石運搬列車が走っているようです。
ゲージは1050mmです。今回のアンマンの南部の区間もたまにチャーター列車が走るのみのよう
です。なお、日本製のSLも保存されています。2日間の撮影画像を2回に分けて掲載します。まず
1日目の画像です。
2015年時点の中近東は、「アラブの春」やイスラム国などの影響で戦乱など不安定な状況が続い
ていますが、幸いにもヨルダンは平和です。しかし、近隣諸国からの難民を受け入れているため、
大変なようです。
アンマン駅。アンマンの町の丘の上にあります。イスラム教の国なのでミナレットが見えます。
85号機は日本車輌製(1959年)です。第二次世界大戦の戦争賠償ために作られ、ヨルダンに
送られたと聞いたことがあります。
その銘版です。日本車両 日本 195?年
こんな車両もありました。車輪の形状がおもしろい。
かなり良好な状態に保存、整備されているように思えました。
やっと、蒸気が上がり始めました。重油炊きです。
発車です。
アンマン駅を出てから、丘の上を走り続けます。アンマンは起伏の激しい町で、谷、丘ともに
家がびっしり建っています。
「Ten Bridge」と言われている有名な橋です。十連橋とでも訳せましょうか。
アンマンの郊外に出ました。
オリーブが植樹されていました。
この先に、大きな砂砂漠が広がっているようなのですが、今回のチャーターはここまででした。
夕日を浴びて真っ赤です。
1-2に続く。
ヨルダン ヒジャーズ鉄道
画像:1-1=, 1-2=
ビデオ:その1:1=, 2=
この前は、シリア GHR-DHP線(1-1=)です。
この次は、トルコ トルコ国鉄(1-1=)です。