蒸気機関車の写真館 「煙にまかれて」 海外蒸気  中国   包神 鉄道 1-1

China  Baoshen Railway
中国   包神鉄路(鉄道) 1-1

2000年3月に初めての訪問です。この路線の東勝駅南方面の一部区間で、前進形蒸気機関車
による変則三重連(前2、後部1)が見られることで、多くの鉄ちゃんの注目を集めていまし
た。(日本の国内の鉄ちゃん人口は100万人とも200万人とも言われていますが、海外に出か
ける鉄ちゃんは、せいぜい数100人程度と思います。少ない理由には、海外に行くのに費用が
かかる、どんな鉄道・車両あるのか良く分からず興味がわかない、海外は怖い・会話が困難な
どが、あるのかも知れません。さらに、中国のSLが激減してからは、さらに減り、100人以下
になっているかもしれません。特に集通線の前進が無くなった影響が大きいでしょう。)

包神鉄路は炭鉱主などの出資で石炭の輸送を主目的に建設された日本の第3セクターのような
鉄道で、神木と包頭間に敷設されました。この鉄道では1度に5000tもの石炭を運ぶ長編成石
炭列車が運行していました。ちなみに、日本の貨物列車の最大は1300t位のようです。牽引
する機関車「前進」形も大きく、日本のD51と比較すると、軸配置:1E1(D51以下同様1
D1)、動輪径:1500mm(1400mm)、全長:29.2m(19.7m)、総重量229t(78t)とか
なり異なります。

この訪問には、高校生になったばかりの息子を連れて行きましたが、2度と同行を希望するこ
ともなく、また鉄ちゃんの道に入ることもありませんでした。なお、この時期の気温は朝方
-15℃、日中で-5℃程度でした。

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ゆっくりと歩くような速さでやってきます。50両もの貨車を引いているので通過するのに数分か
かりました。

   
   石炭列車専用線ですが、1往復/日の客レがありました。

   


   


  

   


   


   


   


   


   
   ときどき、短い編成の単機もあります。火力発電所直行の列車のようです。


   
ブローをかませました。水質が悪いため、湯垢の沈着を防止するためにかなりの頻度で行なうと、
聞いたことがあります。

   


   


   
   東勝機務段(日本で言う、機関区です)


   
機関車の向きを変えるために、デルタ線を使います。土地が広いところでは、メンテに手間のか
かる転車台を設置しないようです。

   


   


   


   


   
   2-1に続く。

   包神鉄路
    画像:1-1=, 2-1=
    ビデオ
     その1:1=, 2=
     その2:1=, 2=, 3=

    この前は、包石線(1=)です。
    この次は、吉蘭泰(ジランタイ)線(1=)です。

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