蒸気機関車の写真館「煙にまかれて」海外蒸気 USA カリフォルニア ローリング・キャンプ鉄道

USA  Roaring Camp & Big Trees Narrow Gauge Railroad
米国  ローリング・キャンプと巨木の狭軌鉄道  1-1

2017年8月に初めての訪問です。この鉄道は、サンフランシスコから南に車で約1.5hrのSanta
Cruze(サンタクルーズ)にある観光鉄道です。起点はFelton、終点はBear Mountainで路線長5.2km、
ゲージは3ft(914mm)。木製の橋梁、3つのスイッチバックを持ち、雰囲気の良い登山鉄道です。沿
線は巨木の茂る森林帯です。機関車はギアードロコで稼働可能な機関車を3両確認できました。一
般観光のついでに寄っただけなので、じゅうぶんなロケハンもできず、中途半端な撮影でしたが、
私にとって、はじめてのアメリカの蒸気機関車の撮影を楽しみました。時期よって運転本数が異な
りますが、私の訪問日は2往復/日(11:00、12:30発)でした。多い日は4往復もあります。片道
約30分、1時間15分で起点駅に戻ってきます。

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7号機、シェイ式3気筒です。テンダーを持ち、テンダー部にも駆動車輪を持つ「クラスC」と言わ
れる大型機です。駆動車輪は3ユニットで合計6軸もあります。今回は、整備中で火が入りませんで
した。1911年製です。係員にお願いしたら、自由に撮影させてもらえました。

   
2号機です。ハイスラー式です(今回、初めてこの形式を知りました。)。ボイラーの下部の左右
にV字に配置されたシリンダーがクランクシャフトを回し、シリンダーの前後にある動輪の1つづ
つを回転させます。その動輪からサイドロッドで他の動輪を動かします。動輪は全部で4つにあり
ます。これも整備中でした。1899年製です。

   
1号機、この時運転された機関車です。3気筒のシェイ式です。これはテンダーを持たない「クラ
スB」です。駆動輪は2ユニットで4つです。阿里山のシェイより大きいです。1912年製です。

   
   7号機と1号機。7号機の方が一回りも大きいです。

   
   いよいよ、出動です。右側の黄色の車両は観光用客車です。

   


   
   一見テンダー機のように見えますが、キャブと一体化しています。タンク機ですね。
   残念ながらオイル炊きになっていました。

   
出動を確認してから、いそいでロケハンしながら、路線近くを歩きます。森林が深く、開けた場所
を見つけられません。観光列車は「Redwood Forest Train」と称します。機関車はすばらしいの
ですが、それに続く観光客車が趣味的にはかなり残念です。でも撮影しました。

   
今度は、戻りの列車撮影です。少し、開けた場所を見つけることができましたが、木が生い茂り、
日がうまくあたりません。

   
   

   
   2本目の列車です。起点駅には好ましい給水塔があります。

   
   子供達も夢中で撮影です。

   
発車です。これで撮影終了です。また来てみたいです。3両をチャーターし、それに見合う貨車な
どを牽引させてフォトランを楽しめればなと思います。しかし、観光鉄道のためか貨車が無かった
ような気がします。
   

   
この起点駅(Felton)から別の鉄道も伸びています。こちらは標準軌で13km離れたSanta Cruz
市街地をむすぶ観光鉄道です。これがその牽引機関車です。「Santa Cruz Beac Train」と称します。

   

USA  カリフォルニア州 サンタクルーズ ローリング・キャンプ鉄道:ビデオ:その1:1=

この前は、USA カリフォルニア州ナパ ナパ渓谷ワイン列車(無煙)(1=)です。
この次は、USA カリフォルニア州 カルトレイン(無煙)(1=)です。

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